--§die Katze§-- †Howto†
イラスト描き方手順(2017年版)
◆完成図。

使用ソフトはsai ver.2です。
このhowtoを書き始めたのが、2017年3月となっていて、saiの
ver.2はまだ使い始めて1,2週間しか経っていません。それで
も、ver.1を使っている方はそれほど苦労しないで使いこなせ
ると思います。
線画まではアナログで描いて、線画をスキャンしてsaiで修正
を加えています。
アナログ画材で使用しているものは、HB鉛筆、製図用ペンのPIGMA
の太さが0.05(表情用)、0.1(主な線画)、0.3(線を太くしたい
ところ用)、練り消しとなっています。




◆手順1「案出し」

最初から、Howtoとして案出しをするので、いつもと若干違うかも
しれませんが、とりあえずはスケッチしたり、ネットで画像を見
ながら案を膨らませます。
基本的に女の子を描くことが多いので、女の子のデザインが決ま
ればあとは、女の子の「舞台」を用意してあげるというのが大体
の流れだと思います。
この時点では、HB鉛筆でガリガリとアナログで描きます。




◆手順2「絵のイメージのふくらまし」

男女のイメージスケッチができたので、ここからは絵としてどういった
ものにしようか悩みます。
まずは風景をどうしようかと検索をかけてイメージしましたが、ピンと
きません。
結局立ち姿に検索をかけた背景を合わせるのがいいかな、となりました。
見づらいと思いますが、上のラフが没案で下が今回の採用案です。




◆手順3「資料探し」

今回は手順2の時点で、背景としてよさげなのが見つかったので、
資料探しをせずラフ画に入ります。ただし、ラフ画で、「こう
いうものが欲しい」というのがあれば、画像検索をして、ダウン
ロードします。手順3と次項で説明する手順4の作業は平行処理
する感じです。



一日目終了
◆手順4「鉛筆での線画途中経過」

A4のケント紙にHB鉛筆で薄めに描いていきます。
キャラクターのイメージとラフ画を見ながら、描きます。
とても見づらいと思いますが、画像がラフ画の途中です。
女の子と男性を描いてる途中のものです。男性を見ればわかる
かと思いますが、まずはおおなかなアタリをつけてから、細かい
ところを描いていきます。そうしないと、自分の場合、自然な
体の動きが表現できないためです。あとは、どうしてもポーズが
決まらないときは、実際に自分でポーズをとって形を確認します。
鏡を使うのが一番なのでしょうが、自分の場合、PCの壁紙を
黒っぽいものにして、モニタの光沢を利用して、自分が反射して
写っているのを見てポーズの形を確認します。
あとは、ネットでポーズの資料を探すことも多々あります。





◆手順5「鉛筆の線画完成まで」

あとは手順4で描いたことをひたすらして、線画を完成させます。
背景は資料を見つつ、そのままは描かないようにします。
あくまで、資料は資料という位置づけです。
男性のポーズは手順4からだいぶ変わっています。
背景については、資料画像三枚を参考にして、好きな要素を盛り
込んでます。




◆手順6「ペン入れ」

ミリペンで描いていきます。
最初に使用するミリペンについて、説明しましたが、まずは0.1ミリの
ペンで線を入れます。この場合は人物から描いていくことが多いです。
表情は0.05ミリのペンです。最後に輪郭など、線を太くしたい部分を
0.3ミリのペンで太くしていきます。鉛筆線は、0.3ミリのペンで描く
前に練り消しで消します。
ここでは、線画を間違えても、次項のデジタル処理で修正できるので、
あまり気にしないようにしています。
それとは別に、最近は直線も定規を使わない表現を模索中なので、
直線がよろよろでも気にせず描いていきます。
ところで、なぜデジタルで線画を引いていたのに、アナログにしたか、
なのですが、これは、「デジタルでは思い通りの線画がひけない」という
点と、「視力が悪く、モニタを見続けるのが、目に悪いかも」という点
があります。最初は、アナログで線画を描くのは苦労の連続でしたが、
慣れてくると、アナログの楽しさを感じるようになりましたし、目も、
以前ほど疲れなくなったので、一石二鳥だと思ってます。





◆手順7「主線の修正」

ここからはPCで作業します。
画像は線入れして、スキャンしたものを主線として使えるように補正をかけた
ものです。補正は、コントラストを明るくしています。その後、「輝度を透明
度に変換」という処理を行います。
その後、消しゴムブラシと鉛筆ブラシを使い、線を修正していきます。




◆手順8「着色(準備)」

主に三種類の用途にわけてレイヤーを使います。
一番上の方から、「エフェクト用レイヤー」「主線レイヤー」「着色レイヤー」
となっています。エフェクトに関しては、最後の方でいろいろ追加するので、
レイヤー数は増えますが、主線一枚、着色一枚のレイヤーでやっていきます。
主線は「乗算」効果を使います。
ここまで準備したら、画面全体のトーンを決めます。
いろいろな色を試して、これかな?程度でいいので、その決めた色で全体を
塗りつぶします。
今回は淡い青系統の色にしました。瑞々しさ、程よい涼しい空気が合うかな、と
思ったためです。




◆手順9「着色(メイン〜風景)」

トーンとして全体を塗りつぶした一番下にあるレイヤーにひたすら着色
をしていきます。
といっても、たぶん、基本的な塗り方をしています。
遠景から色を決めていって、少しずつ前景に近づくように塗ります。
勝手な想像ですが、時間をかけられない場合、キャラクターは最後に
着色することになるので、効率は悪いかもしれません。
しかし、キャラクターを「舞台」に置くという観点から考えてみます。
イメージ案を出すときと矛盾するかもしれませんが、「舞台」が
決まらなければ、キャラクターを取り巻く空気、光、反射色など
が決まらないと思います。なので、遠くの空気感から描く方法をとって
います。
風景もキャラクターと同等くらい大事な要素ではないかと。




二日目終了(ただし、一日中作業ができた日でした)
◆手順10「着色(メイン〜キャラクター)」

キャラクターを塗ります。
今回は足元もあるので、近景は、キャラクターと一緒に塗る感じです。
基本は、髪の毛(もしくは顔の肌)から塗り、少しずつ、下に塗り進
めていきます。
ただし、目だけは、エフェクトを先に加えます。オーバーレイで、目
の下に光を当て、発光で、光る目を演出します。
あとは、キャラクターは立体的になるように、気をつけます。
平面を立体的に見れる方であれば、基本からはみ出しても良いと思い
ます。
自分の場合、平面を立体的に見れますが、それにこだわらないように
はしています。かといって、立体的なものをないがしろにしても微妙
な仕上がりになるので、いろいろ試してみるといいかもしれません。
なるべく空気感を壊さない色を選びます。
最後に線の内側を明るめの色で、線を引く感じで塗っていきます。
これだけで、背景から浮き上がるので、良い演出方法だと個人的には
思ってます。
若干、背景にも手を加えました。
それと、女の子の顔の線画を修正しました。
塗りと線画のレイヤーを一枚ずつにしたのは、こういった変更が頻繁に
起こるためです。レイヤー分けしていると、「ここを直したい」と思う
と「さて、どのレイヤーを修正すれば良いんだっけ」となって、面倒で
した。それに比べ、レイヤー数が少ないと、頻繁にブラッシュアップす
ることが簡単です。そんなわけで、レイヤー数を減らしていった経緯が
あります。





途中で三日目終了
◆手順11「エフェクト」

エフェクトを加えていきます。
このエフェクトは、今回、制作手順を作るにあたり、最後に持って
来ましたが、背景、人物を塗る時点で、「ここに光が欲しいな」と
いうときに、加えることも多々あります。
今回のイラストで言うなら、山と湖面の間の雲のような部分、
などです。
加えたエフェクトは、陰になる部分以外の三隅にスクリーンで光を
加え、発光で光の粒を加えました。そして、最後に影になりそうな
部分に乗算で色を加えました。





◆手順12「最終調整」

最後の仕上げです。
手順11まで仕上がったら、しばらく放置します。
何が足りないか、余剰な部分がないか、など、描いているときには
見つけられなかった部分をチェックするので、一度絵から距離を取
ります。
とりあえず、お茶を飲んで、ネットをして休息してから、チェック
しました。光の点と線が目立つかな、と思ったので、不透明度を50
%くらいにしてみました。
これで完成です。完成まで四日かかりました。




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